『勝者の裁き』を繰り返さないために――日本はなぜICCを支持してきたのか

日本のICC加盟が実現したのは第一次安倍政権でした。しかも日本政府は、東京裁判から得た「教訓」を、日本がICCを支持する理由として明示的に説明してきました。なぜ日本外交がここまでICCを重視してきたのか、まとめました。
東野 篤子 2026.08.23
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少し前にこのようなX投稿をしましたが、

日本の保守層が、東京裁判を問題視するのに、日本がその東京裁判のような事態を繰り返すまいと努力を重ね、第一次安倍政権時に加盟を果たしたICCに対し、冷淡であるのが非常に気になっていました。日本がどのような理念とロジックでICCを推進してきたかが理解されれば、日本の保守によるICCに対する誤解や思い込みも払しょくされるのではないかと思い、以下まとめておきます。

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続きは、4316文字あります。
  • 1.2007年のICC加盟時の国会の議論
  • 2.日本はこの説明を国際的にも用いてきた
  • 3.ICCに加盟したのは第一次安倍内閣
  • 4.2010年には外務省自身が「東京裁判の経験」を明示
  • 5. ICCの制度設計そのものが「事後法による勝者の裁き」への重要な回答になっている
  • 6.では「日本の保守こそICCを守るべき」なのか
  • 7.それでも考えるべき問題

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