映画「ちいかわ」を徹底的に国際政治学の視点から観ると(その1)
めちゃくちゃネタバレを書きまくっています。なんならネタバレしかありませんので、読みたくない人はどうか気を付けてください。また、解釈が異なるところがあってもどうか許してください。「そこは違う!」というところがあれば、コメントくださいね。めちゃくちゃ長いので、何回かに分けて書きます。これは「その1」です。
東野 篤子
2026.08.07
読者限定
はじめに――局所合理性、強制、エスカレーション、そして「終わらない紛争」
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を国際政治学の観点から見ることには、もちろん注意が必要です。この作品が特定の戦争や国際紛争を寓意したものだという根拠はないし(実際にそうでないとも思います)、登場人物を国家に見立てれば、作品の豊かさをかえって損ってしまいかねません。そこは私自身も重々理解しているところです。
しかし、