「地滑り的勝利」のあとには何が来るのか?ヨーロッパの事例から

今回、これ以上勝てないほどの歴史的大勝を果たした自民党ですが、こういう「地滑り的勝利」のあとで気をつけることとは何でしょうか。自民党支持者の皆様には「縁起でもない!」「せっかくの勝利に水を差すな!」とお叱りを頂戴するかもしれませんが、「地滑り的勝利」を記録した次の選挙でなにが起こりがちなのか、ヨーロッパの事例からご紹介していきます。
東野 篤子 2026.02.10
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今回の衆議院選挙では、自民党が戦後最多の316議席を獲得して幕を閉じました。単独で総議席数の3分の2を獲得したのですから、文句なしの圧倒的大勝利です。今回の選挙戦を巡る盛り上がりも、大変なものだったと振り返っております。

ここまでの「地滑り的勝利(landsliding victory)」はそう頻繁に起きるものではありませんが、今回のように、これ以上勝てないほどの大勝ちをしてしまうと、良くも悪くも次の選挙では、どうしてもそれより議席を失いがちになります。もちろん、さらなる大勝となることも否定できないでしょうが、私自身はヨーロッパにおいて「地滑り的勝利の後には、与党が議席だけでなく、政権を失うレベルの『揺り戻し』が発生する事例」をしばしば目の当たりにしてきました。

次回の選挙で自民党が大敗しますよ、と言いたいわけではまったくありません(し、そもそも現段階で次の選挙予測など出来るわけもありません)が、以下ではヨーロッパの「大勝の後に大敗した」事例を紹介しながら、なぜ「大勝の後には大敗しがちなのか」を考えていきたいと思います。

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