トランプ政権は、本当に国際法を「完全に無視」しているのか?

トランプ政権によるベネズエラ軍事介入によって、にわかに「国際法」をめぐる議論が活発化しています。国際法は役に立つのか立たないのか。トランプ政権の行動は本当に国際法の「無視」なのか。国際法の「無視」は本当に得策なのか。私は国際法学者ではありませんが、国際政治学者の視点から考えてみました。
東野 篤子 2026.01.07
読者限定

すでに何度も申し上げているとおり、トランプ政権による対ベネズエラ軍事介入は、明確な国際法違反だと私は思います。しかし同時に、今回の件で活気づいた国際法関連の論争を(私の観測範囲で)見ていると、

「国際法は大事だ」「いや国際法なんて無力だからどうでもいい」という対立点に集中している印象を受けています。

たとえば、ウォール・ストリート・ジャーナルなどはもう完全に振り切った社説を1月6日付で出していまして(以下、日本語版のプレゼント記事が続きます。これが出来るのも、登録制ニュースレターのいいところですね)

この記事は無料で続きを読めます

続きは、3058文字あります。

すでに登録された方はこちら

読者限定
ウクライナの友人からのメール「これだけは日本に分かってほしい」
読者限定
【超・基本をいまさら解説】ロシアは「ウクライナが西側の手に落ちる差し迫った脅威」を感じてウクライナ侵...
読者限定
プラハに来ています
読者限定
「侵略国とのあいだでも、ビジネスや文化交流は大事!」がロシアには通用しないこれだけの理由(ヨーロッパ...
読者限定
「お目溢し」の上に成り立つ対ロ外交に、政治的演出は不要
読者限定
「同志国」を増やす外交か、「同志国」を出し抜く外交か
サポートメンバー限定
【サポートメンバー向け】書評『プーチンの歴史認識』上月豊久著(日本経済新聞 2026年4月25日付)...
読者限定
【続編】五類型を撤廃しても、日本は「ウクライナにとってのイラン」にはならない